SQとは?SQ値・SQ日・株価への影響を初心者にもわかりやすく解説

SQ日はいつ?原則として月例SQは第2金曜日

日経225オプションのSQ日は、原則として各月の第2金曜日です。休業日に当たる場合は前営業日に繰り上がります。

日経225miniも3月・6月・9月・12月だけでなく、それ以外の月の限月が設定されており、各限月のSQ日は基本的に第2金曜日です。

一方、日経225先物のいわゆる「ラージ」は3月・6月・9月・12月の四半期限月が中心です。この違いが、後述する「メジャーSQ」という呼び方につながっています。

2026年の月例SQ日

2026年の第2金曜日を基準とした月例SQ日は次の通りです。

SQ日 区分
1月 1月9日 月例SQ
2月 2月13日 月例SQ
3月 3月13日 メジャーSQ
4月 4月10日 月例SQ
5月 5月8日 月例SQ
6月 6月12日 メジャーSQ
7月 7月10日 月例SQ
8月 8月14日 月例SQ
9月 9月11日 メジャーSQ
10月 10月9日 月例SQ
11月 11月13日 月例SQ
12月 12月11日 メジャーSQ

実際の取引では、休日変更や商品ごとの取引最終日なども関係するため、最新の日程は日本取引所グループが公表する取引最終日情報で確認することが大切です。

現在は「第2金曜日だけがSQ」とは限らない

ここは最新制度を理解するうえで重要です。日経225ミニオプションには、月例の限月だけでなく週次の限月も設定されています。

日本取引所グループの制度では、日経225ミニオプションには毎週の水曜日や金曜日を満期とする限月が設定されています。そのため、制度上は第2金曜日以外にもオプション清算数値が算出されます。

ただし、株式市場のニュースなどで単に「今週はSQ」「SQ週」と表現される場合は、従来から市場で注目度の高い月例の第2金曜日のSQを指していることが多いため、文脈を確認すると理解しやすくなります。

メジャーSQとミニSQ・マイナーSQの違い

メジャーSQとは、一般に3月・6月・9月・12月の第2金曜日に迎えるSQを指します。

これらの月には、日経225先物の主要な四半期限月と日経225オプションなどの満期が重なります。複数の商品で決済が集中しやすいことから「メジャーSQ」と呼ばれ、市場でも特に注目されています。

一方、1月・2月・4月・5月・7月・8月・10月・11月の第2金曜日については、一般にマイナーSQミニSQと呼ばれることがあります。

メジャーSQ マイナーSQ・ミニSQ
主な月 3月・6月・9月・12月 それ以外の月
特徴 主要な先物とオプションの満期が重なる 月例のミニ先物・オプションなどが中心
市場での注目度 比較的高い メジャーSQより低い場合が多い

「ミニアラSQ」は正式な制度名称ではない

「SQ メジャーSQ ミニアラSQ 違い」といった表現を見かけることがありますが、「ミニアラSQ」は日本取引所グループの制度上の正式名称ではありません。文脈によっては「ミニSQ」あるいは「マイナーSQ」を指している可能性があります。

また、「ミニSQ」という言葉も公的な制度名称として厳密に区分された呼称ではなく、市場解説などで使われる通称と考えておくと混乱しにくいでしょう。

SQは株価にどのような影響を与える?

SQと株価の関係で最も気になるのは、「SQになると株価は上がるのか、下がるのか」という点でしょう。

結論からいえば、SQだけを理由に株価の上昇・下落方向を決めることはできません。

ただし、SQ日前後には先物・オプションに関連するポジション調整や、先物と現物の価格差を利用した裁定取引、その解消などが発生するため、需給面から値動きに影響することがあります。

影響1:SQ日の寄り付きで売買注文が増えることがある

SQ値は構成銘柄の始値をもとに算出されるため、SQ日の寄り付きは特に重要です。先物・オプションの決済に関連した現物株の注文が入り、通常より出来高が増えるケースがあります。

影響2:SQ前にポジション調整が進むことがある

SQ当日だけでなく、その数日前から市場参加者が先物やオプションの建玉を決済したり、次の限月へ移したりすることがあります。先物取引で期限の近い限月から次の限月へポジションを移す行為は一般に「ロールオーバー」と呼ばれます。

そのため、SQ週は先物市場の需給が普段と異なる場合があります。

影響3:先物と現物を組み合わせた裁定取引の解消

先物と現物株の価格差を利用する裁定取引が積み上がっている場合、SQに向けてそれを解消する売買が行われることがあります。

たとえば現物株を買い、先物を売る組み合わせの裁定ポジションが解消されれば、現物株側では売り注文が発生します。ただし実際の市場には反対方向の取引や別の投資主体の注文も存在するため、「裁定解消=必ず株安」と単純に判断することはできません。

SQ値が出た後、日経平均がその価格に一度も届かないことがあります。ニュースでも頻繁に登場する「幻のSQ」の正しい意味と注意点は次のページで解説します。