NT倍率 今日の水準は?2026年8月26日の終値から計算
2026年8月26日の東京市場では、日経平均株価が66,262.16円、TOPIXが4,111.02ポイントで取引を終えました。
したがって、終値を使ったNT倍率の計算は次のようになります。
66,262.16 ÷ 4,111.02 = 約16.12倍
つまり、2026年8月26日終値ベースのNT倍率は約16.12倍です。
NT倍率 今日の値を確認するときは、同じ時点の日経平均とTOPIXを使うことが重要です。日経平均だけ場中の価格、TOPIXだけ前日の終値といった異なる時刻のデータを組み合わせると、正しい比較になりません。
NT倍率 過去最高値は?2026年に18倍台まで上昇
NT倍率の歴史を確認すると、2021年2月には15.66倍前後まで上昇し、当時としては歴史的な高水準となりました。その後、2025年10月31日には15.73倍、2026年4月には15.74倍を超えるなど、最高値の更新が続きました。
さらに2026年にはAI・半導体関連など日経平均への寄与度が大きい銘柄の上昇を背景としてNT倍率が急拡大し、2026年6月25日には終値ベースで18.02倍を記録しました。
同日の終値は日経平均が72,366.34円、TOPIXが4,016.47ポイントで、計算すると約18.02倍となります。2026年8月26日の約16.12倍は、この歴史的高水準からは低下しているものの、長期的に見ると依然として高い領域にあります。
過去最高値はデータの基準に注意
「NT倍率 過去最高値」を確認する場合には、現物指数か先物か、終値か取引時間中の値かを区別する必要があります。
日経225先物とTOPIX先物から算出したNT倍率は、現物の日経平均とTOPIXで計算した数値とは一致しない場合があります。また、場中の最高値と終値ベースの最高値も異なります。本記事では、特に記載がない場合は現物指数の終値を基準として説明しています。
NT倍率の平均と目安は何倍?「絶対基準」はない
「NT倍率 目安」や「NT倍率 平均」で最も注意したいのは、公式に決められた適正値や売買基準は存在しないという点です。
NT倍率は長い時間をかけて水準そのものが変化してきました。指数構成銘柄、産業構造、株価水準、企業の時価総額などが変わるため、何十年も前の平均値を現在の相場にそのまま当てはめることは適切ではありません。
野村アセットマネジメントの2026年向け資料では、長期的なNT倍率について11倍台から16倍程度のレンジや平均13倍程度という過去データの見方が紹介されています。しかし、2026年には実際に18倍を超えており、「過去平均を超えたから必ず下落する」という性質の指標ではないことがわかります。
NT倍率の目安は「同じ期間の平均」と比較する
実務的には、単一の数字を基準にするより、次のような比較方法がわかりやすいでしょう。
- 現在値と直近1年のレンジを比較する
- 5日・25日・75日など一定期間の移動平均と比較する
- 直近数年間の高値・安値を確認する
- NT倍率上昇時に、どの銘柄や業種が日経平均を押し上げているか確認する
- TOPIXの騰落率や東証プライム市場の値上がり・値下がり銘柄数も確認する
このようにすれば、「過去平均より高いから危険」といった単純な判断を避けられます。
NT倍率 買われすぎ・売られすぎは何倍で判断する?
「NT倍率 買われすぎ 売られすぎ」という表現は市場解説で使われることがありますが、RSIのように「70以上なら買われすぎ」といった統一された公式ルールがNT倍率に存在するわけではありません。
NT倍率が大きく上昇すれば日経平均がTOPIXに対して相対的に強く、逆に大きく低下すればTOPIXが相対的に強いことはわかります。しかし、高いから直ちにNT倍率が下がる、低いから直ちに上がるとは限りません。
実際、2026年は15倍台の過去最高圏を突破した後も16倍、17倍、18倍へと上昇しました。過去の最高値だけを根拠に逆張りしていた場合、倍率の拡大が続く局面に対応できなかったことになります。
NT倍率 チャート・時系列の正しい見方
1日だけではなくNT倍率 過去 推移を見る
NT倍率の変化を理解するには、単日の数字より時系列チャートが役立ちます。
たとえばNT倍率が「15.0→15.3→15.8→16.2」と上昇していれば、日経平均のTOPIXに対する相対的な強さが徐々に拡大していると読み取れます。
逆に「17.5→17.0→16.5→16.0」と低下していれば、日経平均優位の度合いが縮小し、TOPIXが相対的に強くなっていると考えることができます。
チャートでは水準より「方向」と「背景」を見る
NT倍率 チャートを見る際は、倍率そのものに加えて、日経平均とTOPIXを同時に確認すると理解しやすくなります。
- 日経平均上昇・TOPIX上昇・NT倍率上昇:両方上昇しているが日経平均がより強い
- 日経平均上昇・TOPIX上昇・NT倍率低下:両方上昇しているがTOPIXがより強い
- 日経平均下落・TOPIX下落・NT倍率上昇:両方下落しているが日経平均の下落率が相対的に小さい
- 日経平均下落・TOPIX下落・NT倍率低下:TOPIXより日経平均の下落が相対的に大きい
NT倍率 トレーディングビューでチャートを確認する方法
TradingViewには日経平均株価とTOPIXのチャートが掲載されており、比率チャートを作成してNT倍率の推移を見る方法があります。
TradingView上では日経平均株価のシンボルとして「NI225」、TOPIXは東京証券取引所の指数として「TSE:TOPIX」が掲載されています。環境によってシンボル入力方法やデータ提供元が異なる場合がありますが、日経平均÷TOPIXという数式チャートを作ればNT倍率を視覚化できます。
入力例として「NI225/TOPIX」などの比率式が利用されることがあります。表示できない場合は、各指数を個別に検索してデータ提供元を確認してください。TradingView側の仕様、利用プラン、シンボル名称は変更される可能性があります。
なお、現物のNT倍率を見たい場合とNT倍率先物の動きを分析したい場合では、使用するシンボルを分ける必要があります。TradingViewには大阪取引所のTOPIX先物・ミニTOPIX先物などのデータも掲載されています。
チャートを見て「平均から離れたから元に戻る」と考えるだけでは不十分です。次ページでは、NT倍率先物・サヤ取りが実際にどのような仕組みなのか、そして両建てでも残る重要なリスクを整理します。


