カナデビアの2026年決算・業績をわかりやすく解説
2026年3月期は増収となった一方、営業利益は減少
カナデビアが2026年5月12日に発表した2026年3月期の連結業績は、次のとおりです。金額は会社の決算資料に基づいています。
| 項目 | 2026年3月期実績 |
|---|---|
| 受注高 | 8,977億3,900万円 |
| 売上高 | 6,452億2,200万円 |
| 営業利益 | 121億9,200万円 |
| 経常利益 | 136億2,100万円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 111億3,700万円 |
売上高と受注高は、主に環境事業の拡大によって増加しました。一方、営業利益は減少しています。会社はその要因として、環境事業で採算性の高い案件が減ったことや、海外子会社で発生した技術上の問題などを挙げています。
環境事業の売上高は5,052億3,000万円、営業利益は167億700万円でした。環境事業はグループ全体の中心ですが、案件ごとの採算、工事進行、技術的な問題によって利益が変動しやすい点には注意が必要です。
2027年3月期の会社予想
2026年5月時点で示された2027年3月期の連結業績予想は、受注高8,100億円、売上高6,400億円、営業利益255億円、経常利益220億円、親会社株主に帰属する当期純利益210億円です。
会社予想では、売上高は前期とほぼ同じ規模を見込む一方、営業利益は大幅な回復を計画しています。ただし、これは確定した結果ではなく、今後の工事進捗、資材費、人件費、為替、海外案件の採算などによって変わる可能性があります。
カナデビアの株価は今後どうなる?2026年に見るべきポイント
将来の株価を断定することはできない
カナデビアの株価は、決算発表、受注状況、利益率、配当方針、市場全体の動きなどによって日々変動します。「必ず上がる」「今が底値」といった断定はできません。
2026年以降の動向を確認する際は、単純な売上高だけでなく、次の点を継続して見る必要があります。
- 会社が掲げる営業利益回復計画の進捗
- 海外のごみ焼却発電案件における採算改善
- 大型案件の追加費用や工期遅延の有無
- 品質問題に対する再発防止策の実効性
- 日鉄エンジニアリングとの経営統合検討の進展
- 事業売却や買収を含む事業ポートフォリオの見直し
現在値や当日の値動きは、証券取引所、証券会社、金融情報サービスなどで確認してください。過去の株価だけを根拠に将来の値動きを判断することは適切ではありません。
※本記事は企業情報の整理を目的としたものであり、特定の株式の購入、売却、保有を推奨するものではありません。投資判断は、最新の適時開示や有価証券報告書などを確認したうえで、ご自身の責任で行ってください。
株価掲示板は公式情報ではない
株価掲示板には、投資家による予想や感想、売買方針などが投稿されます。しかし、投稿内容は会社や証券取引所が確認した公式情報ではありません。事実と意見が混在し、投稿後に状況が変化することもあります。
掲示板の内容だけで判断せず、投稿で示された出来事が実際にあったのかを、決算短信、適時開示、会社発表などで確認することが重要です。
カナデビアと日鉄エンジニアリングの関係
2026年2月に経営統合の検討開始を発表
カナデビアと日鉄エンジニアリングは、2026年2月5日、経営統合の検討を開始するための基本合意書を締結したと発表しました。
ただし、発表時点では経営統合が正式決定したわけではありません。統合の方法、条件、日程などについて幅広く検討する段階であり、具体的な事項は未定とされています。
両社はいずれも環境・エネルギー・社会インフラ分野に強みを持つため、技術、人材、営業網、海外事業などの面で相乗効果が期待されます。一方、実際に統合が成立するか、どのような企業形態になるかは、今後の協議と正式発表を待つ必要があります。
カナデビアの強みは環境技術だけではありません。話題となった全固体電池の譲渡、CMの女優と曲、品質不正の具体的な内容を次のページで整理します。


