過去の主な変動ポイント
設定からコロナ前(2018年10月〜2020年2月)
2018年10月末の設定直後は、米中貿易摩擦の激化により世界株式が下落局面にありました。設定後しばらくは基準価額が1万円を下回る時期もありましたが、2019年に入り米中交渉の進展期待などから株式市場が持ち直し、基準価額も回復基調となりました。
2020年コロナショック(2020年2〜3月)
2020年2月下旬から新型コロナウイルスの世界的拡大が株式市場に波及し、世界規模の急落が起きました。オルカンの基準価額は2020年3月24日に設定来安値8,102円を記録しました。これは設定時の10,000円を大きく下回る水準です。その後は各国中央銀行の大規模な金融緩和策や財政出動を背景に回復が進み、2020年後半には設定来高値を更新しました。
出典:楽天証券
利上げ局面(2022年)
2022年は米連邦準備制度理事会(FRB)による急速な利上げが相次ぎ、世界株式市場は不安定な動きとなりました。インフレ抑制を目的とした利上げが続く中、成長株を中心に売りが広がり、この局面では基準価額が一時的に調整する場面が見られました。2023年以降は市場が落ち着きを取り戻し、基準価額は再び上昇傾向をたどりました。
新NISA開始以降(2024年〜現在)
2024年1月の新NISA制度開始により、オルカンへの資金流入が急増しました。2024年1月9日の1日だけで1,000億円超が流入したと報告されています。2026年5月13日時点の純資産残高は約11兆7,120億円に達しています。純資産残高が大きいほど1本あたりの運用コストが抑えられる(スケールメリット)可能性があるため、純資産の規模はファンド選びの参考指標の一つとされています。
チャートを見るときの注意点
オルカンのチャートを確認する際には、以下の点を意識することが一般的に推奨されています。
短期の上下に過剰反応しない:過去の値動きを見ると、コロナショック時のような急落局面でも一定期間後に基準価額が回復してきた経緯があります。ただし、これはあくまで過去の事例であり、将来も同様の経過をたどるとは限りません。急落時に焦って売却するかどうかは、それぞれの投資方針や許容リスクに基づいて慎重に判断することが求められます。
為替の影響を確認する:基準価額は世界株式の価格変動と為替変動の両方を反映しています。チャートの動きを読む際は、円相場の動向も併せて確認すると理解が深まります。
長期チャートで俯瞰する:短期間のチャートだけでなく、設定来の長期チャートを参照することで、全体的な推移の流れを把握しやすくなります。長期チャートでは急落局面の深さや回復までの期間なども確認できますが、過去の動きは将来を保証するものではありません。基準価額は将来的に設定来安値を下回ることも含め、大幅に下落する可能性があります。
免責事項
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を勧誘するものではありません。投資は最終的に自己責任となります。
