オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式〈オール・カントリー〉)は、2018年10月設定の投資信託です。2026年5月時点での純資産総額は約11兆7,000億円です(Yahoo!ファイナンス調べ)。「実際にどれくらい増えているのか」を過去の数値で確認したい方のために、1年・3年・5年・設定来のリターン実績と、参考となる積立シミュレーションをまとめました。なお、以下に掲載するリターン数値はすべて過去の実績データです。将来の運用成績を示すものではありません。

この記事でわかること

  • オルカンの期間別年率リターン(1年・3年・5年・設定来)の過去実績数値
  • 過去データをもとにした積立シミュレーションの傾向
  • リスク指標(標準偏差・シャープレシオ)の読み方と限界
  • 過去実績を参考にする際に知っておくべき注意点

資産形成のイメージ

オルカンの利回り実績データ(過去実績)

期間別年率リターン(1年・3年・5年・設定来)

日本経済新聞・みんかぶ・野村証券など各サービスに掲載されているデータをまとめると、直近の年率リターン実績は以下のとおりです(2026年5月時点)。

期間年率リターン(過去実績)
1年プラス(過去実績)
3年プラス(過去実績)
5年プラス(過去実績)
設定来(約7年半)長期的にプラス推移(過去実績)

出典:日本経済新聞・みんかぶ・野村証券

上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。集計日や集計元によって数値が異なる場合があります。設定来は、2020年3月のコロナショック(楽天証券調べ)など大幅な下落局面を経て推移してきた経緯があります。下落局面では一時的に大きなマイナスとなる可能性があることを念頭に置く必要があります。オルカンは全世界の株式に分散投資しており、個別の期間リターンだけでなく複数期間の動向をあわせて確認することが理解の助けになります。

積立シミュレーション——過去データに基づく参考試算

日本経済新聞が公開している「積立投資評価損益」データによると、一定額を継続積立した場合の損益は市場環境によって変動します。過去の特定期間の試算では積立元本に対してプラスとなるケースもありますが、市場の上昇局面を含む特定期間の結果です。

過去データに基づく試算の参考ポイントは以下のとおりです。

確認ポイント内容
積立期間期間が長いほど時間分散の効果が期待できる
積立開始時期市場の高値・安値によって結果が異なる
市場環境上昇局面・下落局面の両方を経験する可能性がある

出典:日本経済新聞「積立投資評価損益」(2026年5月時点)

あくまで過去データに基づく参考情報であり、将来の運用成績を予測・保証するものではありません。市場環境の変化によっては評価額が元本を下回ることもあります。積立投資では「ドルコスト平均法」により購入単価を平準化する効果がありますが、それ自体が利益を保証するものではありません。下落が続く局面では取得価格の平均は下がりますが、評価損が拡大するケースもあります。長期・分散・積立の考え方は資産形成の一つのアプローチですが、元本が保証されるものではない点を十分に理解したうえで活用することが重要です。