全国の拠点と組織規模
年金事務所312か所・都道府県事務センター47か所
日本年金機構は全国各地に拠点を構えています。個人が手続きや相談のために訪れる「年金事務所」は全国312か所に設置されており、基本的にどこの事務所でも相談を受け付けています。
出典:日本年金機構
また、郵送や電子申請で届いた書類の処理を担う「都道府県事務センター」が47か所、広域を統括する「地域部」が9か所あります。2022年3月末時点の被保険者数は、第1号が約1,449万人、第2号が約4,513万人、第3号が約793万人に上ります。
個人が機構と関わる主な場面
ねんきんネット・ねんきん定期便・各種手続き
私たちが日本年金機構と接する場面は、大きく以下のとおりです。
ねんきん定期便は、毎年誕生月に全加入者へ送付される通知で、これまでの年金加入記録と将来の見込み額を確認できます。50歳未満にはこれまでの加入実績に基づく年金額が、50歳以上には現在の加入条件が継続した場合の見込み額が記載されています。
ねんきんネットは機構が運営するオンラインサービスで、将来の年金見込み額の試算・年金記録の確認・電子版ねんきん定期便の閲覧・各種届書の電子申請などが24時間利用できます。ログイン方法はマイナポータル連携(マイナンバーカード使用)とユーザーID・パスワードの2種類があります。
転居した際の住所変更については、マイナンバーと基礎年金番号が連携済みであれば原則として届出は不要です。ただし、マイナンバー未連携の場合は被保険者区分に応じた届出手続きが必要になります。
電話相談の窓口としては、ねんきんダイヤル(0570-05-1165)が利用可能です。受付時間は月曜8:30〜19:00、火〜金曜8:30〜17:15、第2土曜9:30〜16:00です。
日本年金機構を利用するときの注意点
不審メール・電話への注意喚起
日本年金機構を装った詐欺的な連絡が社会問題となっています。「国民年金保険料が未納のため財産を差し押さえる」などと脅しキャッシュレス決済に誘導する手口や、マイナンバーカードの画像を詐取しようとする手口が確認されています。
機構の正規メールの送信元は「@xxx.nenkin.go.jp」の形式であり、メールで口座番号や暗証番号、ATM操作を求めることは一切ありません。不審な連絡を受けた際は、リンクをクリックせず、ねんきんダイヤルや最寄りの年金事務所に確認してください。
まとめ
- 日本年金機構は2010年設立の非公務員型特殊法人で、厚生労働省の監督下で公的年金の実務運営を担う
- 主要業務は「適用・徴収・給付・記録管理」の4区分。年金積立金の運用はGPIFが担い、機構は行わない
- 全国312か所の年金事務所を通じて手続き・相談に対応。機構を装う詐欺連絡に注意が必要
