主要な地図記号一覧(自然・農地・地形編)

自然・農地・地形記号の一覧テーブル

記号名意味・対象形のポイント
水田(稲作)田んぼのあぜを上から見た形
畑・茶畑作物の列を表す平行線
果樹園りんご・みかん等の果樹木の実が並ぶドット状の形
針葉樹林スギ・ヒノキなど常緑樹三角形(尖った樹形)を並べた形
広葉樹林ナラ・ブナなど落葉樹丸い樹冠を並べた形
竹林竹が密生する林竹の節を表すくくりの形
荒れ地未開発・荒廃した土地不規則な点と線で表現
砂礫地砂・砂利が広がる土地小さな点(砂粒)を散らした形
等高線同じ標高を結ぶ線細い実線と太い計曲線の組み合わせ

田と畑の記号は農地を表す代表例です。田は水田のあぜ道を上から見た形、畑は作物の栽培列を平行線で表現しています。針葉樹林と広葉樹林は樹の形の違い(とがった三角形と丸い樹冠)で区別できます。

地図記号の覚え方3つのコツ

ジャンルごとにまとめて覚える

一度にすべてを覚えようとすると混乱します。「公共施設(警察・消防・郵便局など)」「宗教施設(神社・寺院)」「農地・植生(田・畑・樹林)」と3グループに分けてから、グループ内で比較しながら学ぶと整理しやすくなります。

出典:地図記号を覚えるコツ3つ

由来・語呂合わせでイメージする

記号の由来を知ると形の理由がわかり、丸暗記よりはるかに定着しやすくなります。消防署と警察署は形が似ていますが、「消防署はさすまた(二股)、警察署は警棒を×に交差」と覚えると区別できます。郵便局は「テは逓信のテ」と語呂で関連付けると一発で覚えられます。

クイズ・フラッシュカードで繰り返す

覚えた記号は時間をおいて繰り返しテストすることが定着の鍵です。地形図を見ながら記号を指差しするクイズ形式や、家族と「この記号は何?」と出し合う形式も効果的です。国土地理院の地理院地図(ウェブ版)で実際の地形図を確認しながら学ぶと理解が深まります。

出典:地理院地図

廃止・新設された地図記号

工場・港は2013年に廃止

以前は工場を「歯車の形」、港を「船のイカリの形」で表していましたが、2013年の改訂でこれらは廃止され、現在は地図上に名称を文字で表記する方式に変わっています。古い地図を見ると工場記号が残っている場合があるため、発行年の確認が必要です。

出典:消えた記号・生まれた記号

自然災害伝承碑(2019年追加)・外国人向け記号(2016年制定)

2019年に「自然災害伝承碑」の記号が追加されました。洪水・津波・土砂災害などの記録を伝える石碑の場所を地図上で示すためのものです。2016年には外国人旅行者向けに銀行・病院などを含む15種類の新記号が制定されました。

出典:日本の地図記号の一覧

まとめ:地図記号学習のポイント

  • 地図記号は国土地理院の「図式」で規定され、全国の地形図で統一されている
  • 公共施設は文字や道具の形に由来するものが多く、成り立ちを知ると覚えやすい
  • 農地・植生は形の特徴をイメージと結びつけることがコツ
  • 工場・港は2013年廃止、自然災害伝承碑は2019年追加など、記号は時代に合わせて変化する
  • 国土地理院の地理院地図で実際の地形図を見ながら確認すると理解が深まる