アメリカ国債は安全性の高い債券
アメリカ国債とは、アメリカ政府(米国財務省)が発行している債券です。現在米国の金利情勢で発行されている為、日本の国債よりも利回りが高く、世界最大の経済大国アメリカが発行する債券です。米国政府の責任で利子や元本を償還するため相対的な信用力・安全性は高いです。
アメリカ国債は市場規模も大きく流動性が高いため、時価での売却や換金がやりやすいです。そのような魅力を持つアメリカ国債について基本的な特徴を解説し、アメリカ国債の種類や国債につけられた名称を理解しましょう。
アメリカ国債は利払いのルールが違うものがある
アメリカ国債にはいろいろな分類ができます。利払いのルールもふたつあり、利付債と割引債に分けられます。
利付債
利付債とは、日本の個人向け国債と同じで、1年間で利子を2回受け取るタイプです。満期までの間、保有している間に定期的に利息が入ってきます。
例えば1,000ドルのアメリカ国債の利息が年1%であれば、半年に5ドルずつ利息が受け取れるイメージなので、定期的に収入が欲しい方向けの債券です。
割引債
割引債はゼロクーポン債、ストリップス債とも呼ばれる債券で、途中では利子を受け取らず満期になると額面の金額が受け取れます。その代わり発行時にあらかじめ利息分が割引された価格で販売されるものです。
例えば1,000ドルの額面の債券が850ドルと割引で販売され、満期になると1,000ドルが受け取れるというタイプの債券です。少ない初期投資で資産を増やしたい方向けの債権といえます。
アメリカ国債は発行のタイミングで異なるタイプがある
アメリカ国債は、日本のように新規発行だけでなくすでに発行済み国債についても購入できるようになっています。
新発債
新しく発行される国債です。国債発行時に利回りや利率が約束されているタイプの債券で、日本の固定国債に近いイメージです。
既発債
すでに発行済みの債券です。流通市場で出回っており、市場での購入や取得した価格によって、利回りが異なるのが特徴です。日本の変動国債に近く、一般的に金利が上昇すれば発券価格が低下する傾向があると言われています。
アメリカ国債は償還期限に応じて名前が異なる
アメリカ国債は償還期限の違いによって名前が異なります。アメリカ国債を取り扱う際の参考にしましょう。
| 名称 | 償還期限 | 利払い | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Treasury Bills(T-Bills) | 1年以内(4週・8週・13週・26週・52週) | なし(割引債) | 短期の割引債。額面より低い価格で発行される |
| Treasury Notes(T-Notes) | 2年〜10年 | 年2回 | 中期の利付債。最も取引量が多い |
| Treasury Bonds(T-Bonds) | 20年・30年 | 年2回 | 長期の利付債。長期運用向け |
| TIPS(物価連動国債) | 5年・10年・30年 | 年2回 | 元本が消費者物価指数に連動して変動 |
